« 2007年9月 | トップページ | 2009年9月 »

2008年10月

2008/10/14

もう一つ詩を・・・

最近 以前書いた詩をちょこと弄ったりしています。
その一つをこちらに…


祭囃子


高天に 先立(さきだ)ち渡る笛の音(ね)に

つられて響く 馬鹿囃子


浮かれ拍子に 浮気酒

燥(はしゃ)ぐ半被の裏側に

しとと張り付く やるせなさ


釣り合い人形 左右(そう)に揺れ

昔者(せきしゃ)と来者(らいしゃ)が行き交じり

渡御(とぎょ)を遊戯(ゆげ)する 頑是無さ


木偶(でく)の人形 影向(ようごう)の音(ね)に

目垂顔(めだれがお)して しゃちこばり

傀儡回(くぐつまわし)の 不甲斐なさ


暮天(くれてん)の 帰路に幽かな鉦(かね)響き

狸囃子の 鎮魂(たましずめ)

| | コメント (0)

2008/10/11

突然復活?

それはもう久しぶりに詩を書いたのでちょいとこちらに置きました。
相変わらず訳のわからない詩です。(笑)
よかったら読んでやって下さい。


Tanatuki


『ヘルメスの月』


音もなく

無窮の果ては闇に落ち

虚空の下で

貪婪(どんらん)な渇きは癒えず


玲瓏たる

銀の雫に月は盈ち

秤の上で

静謐な焔(ほむら)を煽る


魂(たま)が振れ

産霊(むすひ)は解(ほど)け 月を欠き

器を返し

潺湲(せんかん)と滴る水銀


海(あま)は凪ぎ

底方(そこい)に宿るあらたまは

昇華を成して

悠然と朱に染め上がる


――瓏銀の水面に惑うエトランゼ

     バーミリオンの月はかくれて――

| | コメント (0)

« 2007年9月 | トップページ | 2009年9月 »