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2005年9月

2005/09/29

ちょっと早いですが・・・

素材用にハロウィンのイラストを描きました。
丁度、ハロウィンをテーマに書いた詩があったのでこちらにもUPしました。

詩はケルト叙情満載にしたかったのですが、詰め込みすぎてなんだかよく分らない
ものになっていますので、ケルト好きの方だけ読んで下さい。(笑)

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『ケルト頌詩(ソーウィンに寄せて)』

冬の初めのサムハイン
闇の王子が陽の神を追い
黄泉より出でし魂は 
暗夜を駆ける猫となり
白金色(しろがねいろ)の雫をすする

さぁさ真っ赤に火を燃やせ
樫の木杖を振るう賢者は
呪詛に呑まれる真金(まがね)の舟に
櫂を投げ込み七孔を塞ぐ

点と線で綴る詞(ことば)に御霊(みたま)は宿らず――
吟遊詩人は竪琴にのせ
夢想に踊る妖精の 
無念の嘆きを戯(たわぶれ)に歌い
倫理を纏った語部(かたりべ)は
月星を読み逸史(いっし)を語る

『余所者の名を受けて なお 
戦い続けたガリアの民は
苦衷(くちゅう)に満ちた悲哀の底で
蒼茫のドナウを瞳に刻む
追憶の念はサフラン色の炎となりて
被髪の先に光り輝く』

泡沫(うたかた)の夢に微睡(まどろみ)ながら
山査子(さんざし)の枝を手折った罪に
ブルーベルの花が鳴り
銀蛇の卵を懐に入れ
変わらぬ夜明けを 迎えたら
豊(とよ)さかのぼる朝日の下で
窓辺に万謝のミルクを置こう

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