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2005/04/14

切なさを・・・

何となく切ないものを書きたくなって書いた詩です。
中原中也の『お道化うた』のようなやりきれなさを目指したのですが、撃沈!(笑)

『シュバちゃんかベトちゃんか、
そんなこと、いざ知らね、
今宵星降る東京の夜、
ビールのコップを傾けて、
月の光りを見てあれば、

ベトちゃんもシュバちゃんも、はやとほに死に、
はやとほに死んだことさへ、
誰知らうことわりもない・・・・・・・』

このあたりの感覚をちょびっとでも表現したかったのですが・・・・ふぅ~
イラストも猫が出て来るので背景を無理矢理桜に変えてこじつけました。ヲイ!

sakuneko

『夜に鳴く』

たとえば 岸根の侘桜(わびざくら)
無常の風に乱れ散り
梢 震わせ 夜に鳴く

たとえば 巷の下がり猫
闇の戸口で振り仰ぎ
月を睨(ね)めつけ 夜に鳴く

頃刻(けいこく)の花
邂逅(わくらば)の交(か)い
現象はただ 黙して語らず

たとえば 無辜(むこ)の愚か者
心の跡を消す術(すべ)もなく
煢然(けいぜん)として 夜に鳴く

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【侘桜】わびしそうに立っている桜。
【下がり猫】尾が長くたれ下がっている猫。俗に、不運をもたらすといわれる。
【頃刻】しばらくの間。わずかな時間。
【邂逅】まれにあるさま。たまたまうまく巡り合わせるさま。偶然であるさま。
【交い】交差すること、交差するところの意
【無辜】罪がないこと。また、その者。
【煢然】孤独で寂しいさま。たよりないさま。憂えるさま。

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