« チリアヤメが咲きました。 | トップページ | 接近する彗星の話・・・ »

2004/05/09

山女の話

手習草子に新しいページを作ったのですが、そこに載せる写真を探して
また写真素材のサイトをうろうろしていました。
で、素材屋さんではないのですが偶然、山女のカワイイ写真をみつけた
ので無理にお願いして、そちらからお借りしてきました。

山女は5月の季語にもなっていて、せっかくなので山女のことを調べて
みると面白い話をみつけました。

山女には斑点模様があるのですが、山梨県の昔話にその由来として
『粟粒をつけた山女魚』というのがありました。
昔、弘法大師がわざと薄汚れた身なりで民家へ立ち寄ります。そして
粟粒を恵んで欲しいとその家の老婆にお願いするのですが、老婆は鍋を
指して、この粥の中には山女魚が煮込んであるのでお坊様に生臭い
ものを差し上げる訳にはいかないと、すげなく断ります。
すると弘法大師は、山女は川に放してやるからその粟粥を分けて欲しい
と、鍋の中の山女魚を取り出し川へ投げました。
山女は川の中で生き返りそれを見ていた老婆は腰を抜かすほど驚きます。
それから笛吹川付近にいる大きな山女魚の体には、粟粒がついていると
いうお話です。

そして川魚の昔話として『片目の魚』の話が日本各地にあるのですが、
その一つに『怨みの山女魚』というのもありました。
八王子城合戦で片目を射抜かれて淵で溺れ死んだ横地監物景信の恨み
から、この淵にいる山女魚はすべて片目になったというものです。
この淵の山女は簡単に釣れるのですが、これを食べるとよくないことが
おこると土地の人々は決して口にしませんでした。
ところがそれを信じず山女を食べた職人がいて、その職人は片目を失い
惨めに死んだというものです。

片目の魚の話は山女以外に鯉や鮎などの話もありますが、いずれも
何かのはずみで目を傷つけた者がその川の水で目を洗ったり、その川で
死んだりしたことから、そこにいた魚が片目になるというものです。
ちょっと怖いですね。

取り合えず山女の短歌を一つ手習に放りこみましたが、皆さんも山女の
歌や句を一緒に詠んでみませんか?

|

« チリアヤメが咲きました。 | トップページ | 接近する彗星の話・・・ »

雑記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/63525/9812763

この記事へのトラックバック一覧です: 山女の話:

« チリアヤメが咲きました。 | トップページ | 接近する彗星の話・・・ »