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2004/04/04

続・桜の話。

昨日に続き桜の話を。

桜の語源には昨日のサ神が鎮座する場所(クラ)という説の他に、
古事記に出てくる『木花開邪姫(このはなさくやひめ)』のサクヤが転化
したという説や、麗らかに咲くという意味の『咲麗(さきうら)』が
縮まったという説、『いつ咲くらむ』が名詞化したという説や『咲き群がる』
が転化したという説もあります。

木花開邪姫は別名を神阿多都比売(かむあたつひめ)といい、天照大神
の孫・瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の妻です。
このお話はちょっと面白いんですよね。

瓊瓊杵尊は日向の高千穂峯に天降りの後、笠沙の御崎で木花開邪姫と
出会います。
絶世の美女である木花開邪姫に一目惚れした瓊瓊杵尊は、彼女に求婚し
その申し出に喜んだ父親の大山津見神は、彼女と一緒に姉の磐長姫
(いわながひめ)も差し出します。
ところが磐長姫はとても醜かったので、返されてしまいます。
娘二人を奉ったのには、磐長姫には生まれた子が雨が降っても風が吹い
ても石のように永久に生命があるように、木花開邪姫には木の花(桜)の
栄える如く子も栄えるようにと言う理由があったのですが、姉を返した
ことで大山津見神は『神の御子の寿命は木の花のように儚いものになる
だろう』と言います。
古事記には、天皇の寿命が短いのはそのためであると書かれています。

また瓊瓊杵尊と結婚した木花開邪姫は一晩で妊娠するのですが、この事で
疑いをかけられます。
そこで彼女は「火中でも無事に生まれれば、あなたの子であると証明
されるでしょう」と、自ら産屋に火を放ちその中で子供を生みます。
このとき生まれたのが火照命(ほでりのみこと)、火須勢理命(ほすせりの
みこと)、火遠理命(ほおりのみこと)の3柱の神です。
火照命は海彦、火遠理命は山彦で、二人には海彦山彦伝説があります。

昨日の桜の語源にも酒が出て来ましたが、日本書記に米で造られた最古の
酒として天甜酒(あまのたむざけ)の記載があり、日本最古の酒を造り
清酒の神様の一人とされているのが、この木花開邪姫です。
いずれにしても桜にはお酒がつきものと言う事ですね。(笑)

また桜の旧字体『櫻』には、まとう、めぐらす、とりまくの意味があり
桜の花が木を取り巻いて咲く全体像から櫻の文字が出来上がったそうです。

桜には、まだまだ面白い話が出てきそうですが、機会があればまた紹介
します。

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