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2003年11月

2003/11/30

ジョルジュ・ドンの話

今日は、二十世紀バレエ団の象徴的存在、ジョルジュ・ドンの命日です。

ジョルジュ・ドンはロシア人の両親の間に、移民先のアルゼンチンの
ブエノスアイレスに生まれ、7歳で地元のコロン劇場バレエ学校に入学
します。
そして、16歳の時に見た20世紀バレエ団の初の南米公演を見て感激し
単身でブリュッセルまで追いかけ入団します。
その後『ロミオとジュリエット』『ニジンスキー・神の道化』『我々のファウスト』
などベジャール作品のほとんどに出演し、ベジャ-ルに多くのインスピ
レ-ションを与え、数々の傑作を生む原動力的存在となります。
また1981年には映画『愛と哀しみのボレロ』にダンサ-として出演し、
一躍有名になります。
彼の踊る『ボレロ』は一度見たら決して忘れられない舞台と言われ、
芸術や美の域をも超えた『精神世界』を感じさせるとまで言われました。
1992年の今日、45才の若さで死去しています。

バレエだけでなく、すぐれたスポーツ選手も同じなのですが、天才と
呼ばれる域の人たちを見ていると、人間の体ってなんて美しいのだろう
と、思ってしまいます。
そして、人間の能力の可能性の凄さに圧倒されます。
本当に同じ人間なんだろうかと思うほど、高く飛んだり、優雅に舞ったり・・・

全く関係ありませんが、ヒヨコのオスとメスを瞬時に見分ける人や
手で掴んだだけで、新聞が何部あるか分る達人と呼ばれる人たちも
いますよね。
とにかく、そういう優れた人達を見ていると、自分は人間に本来備わって
いる能力をほんのこれっぽっちも使いこなせていない事にあきれて
しまいます。(笑)

生前「あなたにとってダンスとは?」という質問に ジョルジュ・ドンは
『もっと遠くへ行く手段です 。』と答えています。
また『バレエは職業ではなく情熱です。私には宗教でもある。』とも
話しています。

それが自分の全てと言えるものに出会えた人の感情も、愚人の朱雀には
サッパリ分りませんが、こうして人は更に高みに昇ってゆくのだなぁ・・・
なんて、彼の踊りを見ながら思ったことあります。

ただ神は、自分の領域に足を踏み入れようとする者に、激しい妬心を
おぼえるのか、天才と呼ばれる人たちは、大抵、早死です。
それとも神は欲張りで、一時も早く自分の傍にその人達を呼び寄せた
かったのでしょうか?
そうだとすると、きっと朱雀は、長生きするんだわ。(笑)

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2003/11/29

『サンドクリークの虐殺』とキップ・ウィンガー

1864年の今日は『サンドクリークの虐殺』が行われた日です。

これはアメリカの南北戦争のさなか、コロラド州サンドクリークで北軍
の部隊により133人のシャイアン族が虐殺された事件です。

シャイアンのチーフ、ブラックケトルが率いるキャンプは、全部で約
600人、その3分の2が女と子供でした。
白人の軍事力の大きさをよく知っていたブラックケトルは、軍隊と休戦
協定を結び、北軍のグリーンウッド大佐の「星条旗を掲げておけば絶対
に大丈夫」という言葉を信じ、星条旗と白旗をあげて安心していました。
ところがシヴィントン大佐にはそれが伝えられていませんでした。
シヴィントン大佐は、衆議院選挙出馬を狙っており、開拓者の反先住民
感情を利用しようとし、無防備なこのキャンプに突然奇襲をかけます。
逃げ惑うシャイアン達を容赦なく殺戮する兵士たちは『しらみの子は
しらみ』と女、子供も容赦なく殺しました。
その残虐さは筆舌に尽くし難く、皆、頭皮をはがれ、遺体は切り刻まれ
男女、大人子供の区別なく、生殖器は切り取られ、妊婦は、体内の胎児
まで引きずり出されたそうです。
この虐殺で、シャイアンの女と子供が105人、男28人が死にました。

1970年に作られた映画『ソルジャー・ブルー』はこの事件を元に作られ
ています。映画の題名は、当時のシヴィントン軍の制服が青色だった事
に由来しています。

以前、NHKで放送されていた海外ドラマ「ドクタークイン・大西部の
女医物語」は、当時のアメリカ西部の物語で、ドラマの中でもこの事件
に触れられていました。

このドラマはアメリカ開拓期の頃の、コロラドスプリングスという町で
女医ドクター・ミケーラ・クインを中心に、彼女の周辺で起こる様々な
事件とその人間模様を描いた作品です。
朱雀はこのドラマに出てくる、白人でありながら、シャイアンと共に
生きる男・サリーのファンでした。と言うか、サリー役の俳優さんが
朱雀の好きなアーティスト、キップ・ウィンガーにソックリだったん
ですよね。
キップ・ウィンガーは、バンドを組む前は、イギリスの王立バレエの
ソリストまで務めたことのあるバレエダンサーで、ステージでもベースを
弾きながらクルクルと美しく回るんです。
なので、このドラマを見ていると、サリーがいつかクルクル踊り出す
のではないかと言う馬鹿な期待をしながら、ずっと見ていました。(笑)

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2003/11/28

アクセス解析


アクセス解析を設定して丁度2週間経ちました。その間のアクセス数も
1000を越えましたので結果をまとめて見ました。

まず、皆さんお使いのパソコンのOSはウィンドウズXPが一番多く
全体の約半分を占めていました。
次に98、ME、2000とウィンドウズが続いて、その後にやっとマックです。
その他には、ウィンドウズNT、MyWay、などがありました。

ブラウザは圧倒的にIEが多いのですが、同じIEでもバージョンは13種類も
ありました。驚き!
中でも、ずば抜けて多いのがIE6.0で、全体の7割を占めています。
後は全部一桁ですが、IE5.5、IE5.0、IE5.01と続きます。
ネットスケープもバージョンは4種類ありました。また朱雀には全然分りま
せんが、Mozilla、Safariなど他に10種類もありました。
ウチのHPはちゃんと見ることが出来ているんでしょうか?汗・・・

解像度は、1024×768が半数以上を占めています。
これはもの凄く意外でした。1024×768って文字が見にくくないですか?
それから解像度も種類が多くて、14種類もありました。

そして、この解析でウチに皆さんがどこからお越し下さっているのかという
謎がやっと解けました。(笑)
一番多いのは、登録している検索サイトやWebリング、投稿サイトから来て
下さるという方で、続いてブックマーク、リンク、検索とありますが、リンクと
言うのはウチにリンクを貼って下さっているサイトのリンクページから、
検索はGoogleなどで直接ウチのサイトを検索して来て下さった件数です。

また、グラフはありませんが国/言語という項目があって、全体の約10%が
外国語でした。
一番多いのは英語で、その英語と殆ど同じだったのが中国語、他に韓国語
フランス語、ポルトガル語などがありました。
パソコンの設定の問題なので、外国の方がご覧になっているとは限りま
せんが、外国の方は何を見に来るんでしょう?謎・・・

それから、この解析では同じ日に何度来て下さっても、アクセス数は
1としかカウントされませんが、パソコンを変えると新たに1としてカウント
されるので、数字の正確性はちょっと微妙ですが、ひとまずこんな結果
でした。
この結果を参考に、もっと皆さんに見やすいHPを作ってゆければと思って
います。
また皆さんの、ご意見などありましたら、お聞かせ下さいね。

上のグラフはPixiaで作りました。暇なんかい!って言わないように!(笑)

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2003/11/24

『マルドロールの歌』の話

今日は、ボードレール、ランボーとともに19世紀末のフランスを駆け
抜けた天才詩人ロートレアモンの命日です。

無名のまま24歳で謎の死を遂げたロートレアモン伯爵の本名は
イジドール・リュシアン・デュカス。
南米ウルグアイのモンテビデオに生まれ、4歳の時に単身渡仏。
リセで学んだのちに詩作を手がけ、一時期シュールレアリストの
バイブルと呼ばれた、詩集『マルドロールの歌』を残しました。

『神よ、願わくば読者がはげまされ、しばしこの読みものと同じように
獰猛果敢になって、毒にみちみちた陰惨な頁の荒涼たる沼地を
のりきり、路に迷わず、険しい未開の路を見いださんことを。
読むにさいして、厳密な論理と、少なくとも疑心に応じる精神の緊張
とを待たなければ、水が砂糖を浸すように、この書物の致命的放射能
が魂に滲みこんでしまうからだ。
猫も杓子も、これから先の頁を読めるというわけにはいかない、中毒
せずにこの毒ある果実を味わうことができるのは特別な者にかぎる。
だからひ弱な魂よ、この前人未踏の荒地にこれいじょう奥深く踏み
込まぬうちに踵をかえせ、先へ進むな。』
と言う書き出しで始まる『マルドロールの歌』は、悪の化身マルドロール
を主人公に神への反逆、人類への憎悪を激しい調子で語る散文詩集
です。
そして、その悪魔的イメージと無意識界への侵入は、シュールレアリ
スム運動の原点とされました。

また、第六の歌の主人公、イギリス少年のメルヴァンが登場する
場面の詩句『そしてなによりも、ミシンと傘との、手術台の上での
偶然の出会いのように、彼は美しい!』は、異質なもの同士の偶然の
出会いを賞賛する喩えとして、引用されることで有名です。

寺山修司は「ロートレアモンは言葉の絵を描いた。それを映像か舞台
にしようと思う」と、一行のフレーズを選択、解体し、イメージに置き換
え、あるいはその文字を水に浸し、またはその文字のひとつひとつを
ナイフでえぐりとる、等の様々なイメージのコラージュにより映像詩
「マルドロールの歌」を作っています。

ロートレアモンの『マルドロールの歌』は19歳の朱雀の聖書でした。
この本を開くと、当時の事が妙にリアルに思い出されて、懐かしさと
共に、とても煩わしかったりします。(笑)

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2003/11/23

お宝発見!

今日の日記のネタを拾いに、例の如く『今日は何の日』というサイトを
覗いていたら、忌日のところにイギリスの作家アンソニー・バージェス
の名前がありました。

バージェスといえば『時計仕掛けのオレンジ』の作者で、割と好きな
作家の一人なので、今日はこの人のことを書こうと思い、本棚を見たの
ですが、朱雀の手元には『時計仕掛けのオレンジ』、『見込みない種子』
『どこまで行けばお茶の時間』の3冊しかなく、他にどんな小説を書い
ていたっけ?と、ネットで著書を検索していたら、驚く事に遭遇しました。

『どこまで行けばお茶の時間』と言う本は、20年程前にサンリオSF文庫
から出版された定価280円の文庫本なんですが、実は、このサンリオ
SF文庫と言うのが今、とても人気があるそうなんです。
で、この『どこまで行けばお茶の時間』は、初版本はプレミアが付き
なんと3000円の値がついているんですよ!
早速、朱雀の本を調べてみると、初版本でした☆
オマケに、カバー&帯付き、超美本!にまっ
勢いづいた朱雀は、本棚を目を皿のようにして睨み、サンリオ文庫を
探してみたんですね。
ふっふっふっ・・・ありました!10冊ほど。
コリン・ウィルソン、ブライアン・オールディス、レイ・ブラッドベリなどで
流石に『どこまで行けば・・・』ほどの高値ではないにしろ、定価400円
前後の本が、いずれも1500円から2000円の値がついているんですよぉ。
朱雀の持っているのはすべて初版本で、思いがけないお宝発掘に
ちょっとワクワクしています。

お金のない学生時代は、文庫本ってありがたかったですよね。
当時は創元推理文庫、ハヤカワ文庫、河出文庫、教養文庫などで、
デカダンや幻想系の小説を片っ端から読んでいました。
朱雀にとって手元にある本は、どれもお宝なので、勿論、手放す気は
ないのですが、こう言うのってやっぱりちょっと嬉しいですよね。

あら、結局アンソニー・バージェスのことは書かずに終っちゃいまし
たね。(笑)

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2003/11/22

むか~しの詩をUP。(笑)

突然ですが、このHPのトップページにある羅針盤の写真にマウスを
当てると、代替テキスト枠が表示されて『壁の隙間から落ちる雫は
幻影のカケラ・・・』という文字が出てくるのですが、ご存知ですか?

これは、朱雀が13歳か14歳くらいの時に書いた詩の一節なんです。
この詩をPOEMにもUPしようかなと思ったこともあるのですが、
何故かUPせずにそのままになっていました。
たまには昔の詩もいいかなと言う事で、今日はこちらにUPします。

『兆候』

気の抜けた口実で騙されるのは
怠惰なお前で十分
振り落とした火の粉が 地に注ぐのは
屈辱だけ―――
この実を滅ぼすには
明日さえあれば 何もいらない
夢に酔いつぶれ 二重写しの視覚

WALL・・・壁の隙間から
落ちる雫は 幻影のカケラ
差し伸べた手のひらで
弾けてもとのさや
閉じた瞳は現在(いま)を焼きつけ
明日(あした)を黙殺
横顔だけが 白い微笑(ほほえみ)を浮かべる


いや~、今読むとなんとも小生意気でひねた詩ですね。(笑)
どれだけ可愛げのない子供だったか、手に取るように分ります。
だから、UPしなかったのか・・・ヲイ
この『兆候』は一体何の兆候だったかというと、このあと朱雀は
メタル街道をひた走る事になるので、多分メタル?(爆)

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2003/11/19

如何に・・・

Poemに詩『如何に・・・』を置きました。
初霜が降りて、ぴんと張り詰めた朝の空気に触れていると、これに似た
感情があったなぁと、頭の中をひっくり返して書いた詩です。(笑)

別に嫌いになった訳じゃない。でも、お互いの心の中にほんの些細な
隙間が生まれて、この人とは別れるんだろうなと思う瞬間。
それを気付かない振りをして繋ぎ止めたいような、でも心のどこかで
それでもいいと思っている自分がいて・・・
自分の中に温度差があって、勿論相手も同じで、どうしようもない・・・
そう言う感じですね。

あと、間単に語句解説を・・・

【芥蔕(かいたい)】
からし粒と小さなとげの意から、ごくわずかなことのたとえ。
または胸のつかえ。わずかな心のわだかまり。

【呂律(りょりつ)】
呂の音(雅楽で十二律のうち陰に属する音)と律の音(十二律の中で
陽に属する六つの音)
呂旋と律旋。また、音の調子。音楽の旋律。律呂。

【莞爾む(つばえむ)】
にっこりする。ほほえむ。

【愁眉を開く】
悲しみや心配がなくなって、ほっと安心した顔つきになる。安心する。

感覚的なことだけを書きたかったのですが、こうして、言葉にして
しまうと相手の顔や仕草がはっきり浮んできて、ちょっと妙な感じ
です。(笑)
居た堪れなくなったら、また削除するかも・・・
そう言えば、以前あまりにストレートに言葉を綴って書いた詩を、
一度UPしてすぐ下げた事がありました。
ちょっと人恋しい季節ですので、もし読みたい人がいたらこっそり
覗いて見てください。

http://homepage3.nifty.com/complass/Poem/P-n10.htm

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2003/11/17

お気に入りサイトの紹介

今日は、書く事がなく困った時の必殺技(笑)、朱雀のお気に入りサイトの
紹介です。
今回は、かなりマニアックです!って、いつものことですか?(笑)

◆真贋のはざま◆
http://www.um.u-tokyo.ac.jp/publish_db/2001Hazama/index.html

このサイトは、東京大学総合研究博物館が博物館工学ゼミの研究成果を
公開するために開催した「真贋のはざま――デュシャンから遺伝子まで」展
の概要をまとめたもので、様々な学術的な例を挙げながら「本物」と「贋物」
の境界線の揺れ動きを浮かび上がらせています。
一見難しそうですが、色んな視点で真贋の裏に潜む心理を分析しているのが
かなり面白いです。

◆神話・民話・雑学のサイト 円環伝承◆
http://enkan.fc2web.com/index.html

ここには、世界中の民話や神話が集められているのですが、『民話想』では
世界各地の民話伝承が類話やテーマごとにまとめられています。
『かんたん神話学』では日本や沖縄、アイヌの神話がそれぞれ簡潔にまとめ
られていて、神話の核と原形への考察、『ギリシア神話よもやま話』もあります。
色んな民話や神話が手軽に読めて楽しいですよ。

◆神魔精妖名辞典◆
http://home.att.ne.jp/gamma/dug/sinmei/

こちらは、その名の通り様々な架空の生き物たちの大辞典です。
掲載されているのは、神話や、宗教の聖典に登場する生き物、民話や説話
に登場する生き物など本当に幅広く取り上げられています。
それぞれ、妖精や精霊などの種別や、各神話や宗教別に検索できます。

◆Arts at Dorian◆
http://www.ne.jp/asahi/art/dorian/index.html

こちらのサイトでは、有名な西洋絵画が各時代別や作者別に見ることが
出来ます。
また、ギリシャ神話や聖書の物語も紹介されているのですが、その場面を
描いている絵画や彫刻もカラー写真で見ることが出来ます。
朱雀の大好きなジャン・デルヴィルや、ヤン・トーロップ、フェルナン・
クノップフ、ジョージ・フレデリック・ウォッツなど、てんこもりです。(笑)
また、それぞれの画家の作品が掲載されているサイトや、ポスター・画集
の販売をしているサイトにひとつひとつリンクされていてとっても便利です。

どのサイトも、少しでも興味のある人は、多分嵌ります。(笑)

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2003/11/15

『心中天網島』の話

1720年の今日は近松門左衛門の「心中天網島」で有名な遊女、小春と
紙屋治兵衛が心中した日です。

「心中天網島」は世話物浄瑠璃で、近松の世話物の中でも最高傑作と
される作品です。

曽根崎新地に住む紙屋の治兵衛は、二人の子供とおさんという女房が
ありながら遊郭に通い詰め、遊女小春と深く情を交わします。
ところが治兵衛には小春を身請けしたくても先立つものがありません。
その一方で成金の太兵衛は、金にあかして小春に身請けを迫ります。
それを思い悩む治兵衛の心を見抜いたおさんは、夫と別れてくれるよう
小春に手紙を書きます。
おさんに対し申し訳なく思った小春は、治兵衛を妻子のもとに帰そうと
愛想づかしをしてみせ、治兵衛と小春は別れるのですが、その後、
おさんは太兵衛に小春が身請けされるという噂を耳にします。
小春が一人で死ぬ気だと察したおさんは、自分や子供の着物まで売り
身請けの金を工面します。
治兵衛の不甲斐なさに怒った義父はおさんを家から連れ出し、生き恥を
晒すばかりの治兵衛は小春との心中を選びます。

心中の場面では、首を吊りブラブラと揺れる治兵衛の傍らで、喉を
刺された小春が、のたうち回るという残酷なリアリズムが話題を呼び
上演されてから、心中がブームになったそうです。

実際の事件は、商売に行き詰まった治兵衛に小春が同情して一緒に
死んだということですが、お互いの異なった死に方が心中としては
珍しく評判になったそうです。
近松はこの話を聞き、たった一晩で物語を書き上げたと言われています。

また心中がブームとなったことで、心中死の取り締まりが厳しくなり
以降、心中した者の遺体は取捨て、未遂または生き残った場合は非人
扱いとし、一方だけが死んだ時は、他方は死刑となりました。

心中はこの世がだめなら、せめてあの世で、と言う事なのでしょうが
そこまでの相手と巡り会えただけでも幸せですよね。
ただ一人の『運命の人』に出会える人なんて、この世に一体どの位いる
のでしょう?
大体その人が、自分と同じ時を生きているのかどうかも分りませんし
もし、生きていたとしても65億も人がいるのに、僅かな行動範囲の中で
お互いが出会うなんて、きっと奇跡的な確率です。

お年玉付き年賀葉書でさえ、切手以外に当った事が無い朱雀ですから
まず『運命の人』には一生出会うことがないだろうなぁ~(笑)

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2003/11/13

ファイル整理の途中で・・・

パソコンのファイルを整理していたら、とてもくだらないイラストが
いっぱい出てきました。(笑)
中にはくだらなすぎて、結構笑えるモノもあって、整理しながら
ヘラヘラしています。フフ・・・
その中の一つをこちらにUP!
ペイントで描いたチョッパーのGIFアニメ?です。
もし、欲しい方がいらしたら、どうぞお持ち帰り下さい。
(そんな人いるのか?)

まだまだ、謎のファイルがあるので、一気に整理してみようと思います。
なので、今日は(も?)日記はこれでおしまいです。ヲイ!

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2003/11/12

抒情詩を読んで・・・

今日は、ドイツの新ロマン派の詩人カール・ブッセの生まれた日です。

カール・ブッセはヘルマン・ヘッセの詩才を認め、自身が編集する
「新進ドイツ抒情詩人」シリーズの一冊として、ヘッセの『詩集』を出版
したことでも有名ですが、日本では上田敏が訳した詩「山のあなたの
空遠く」が特に有名です。
詩人の魂まで紹介したといわれる上田敏の訳は、ただの翻訳ではなく
カール・ブッセの詩情を日本語として蘇らせたとまで言われています。

『山のあなたの空遠く』

山のあなたの空遠く
「幸」(さいわい)住むと人のいふ
ああ われひとと尋(と)めゆきて
涙さしぐみ かへりきぬ

山のあなたになほ遠く
「幸」住むと人のいふ

この詩はドイツ語からの翻訳ですが、フランスの詩が、英語からの
重訳ではなく原詩の翻訳として紹介されたのは、上田敏によるものが
最初なんだそうです。
上田敏の訳したヴェルレーヌの『落葉』もまた、叙情溢れる詩として
有名ですね。

『落葉』

秋の日の ヰ゛オロンの
ためいきの 身にしめて
ひたぶるに うら悲し

鐘のおとに 胸ふたぎ
胸ふたぎ 色かへて
涙ぐむ 過ぎし日の
おもひでや

げにわれは うらぶれて
こゝかしこ
さだめなく とび散らふ
落葉かな

どちらも、目の前に情景が浮んでくるような美しい詩です。
そして、語感がとても心地良い。ウットリ・・・
朱雀は近頃、言葉を紡ぐ事が出来なくなってしまったのですが、こう
いう詩を読むと、柔らかい気持ちが少しでも、取り戻せるような気が
してきました。

で、早速『手習草子』に新しいページを作って短歌を詠んでみました。
単純なヤツ!(笑)
まだまだ、言葉がバラバラでぼやっとしたものしか詠めませんが、また
ボチボチと創ってゆきたいと思います。

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2003/11/08

『ガリバー旅行記』の話

1726年の今日、アイルランドの作家ジョナサン・スウィフトの「ガリバー
旅行記」が出版されました。

小人の国の話は特に有名ですが、その他に巨人の国、天飛ぶ島ラピュタ
の変わり者の国、馬の国と不思議な国に辿り着いたガリバーを通して
人間の欠点や愚かさを風刺的に描き、人間の本質や生きる価値について
考えさせられる話になっています。

そして面白いのは、この「ガリバー旅行記」が現代の最先端を行くコン
ピュータやインターネットの世界に顔を覗かせている事です。
コンピュータ内部の数字を何バイトかで整数を表す場合、上位または
下位の桁を前の方の番地に記憶する記録方法をビッグ・エンディアン、
リトル・エンディアンと言うのですが、この名前はガリバー旅行記の
小人の国で起った戦争に由来しています。
この戦争の発端は、卵の先の細い方から食べるべきか、太い方から
食べるべきか、というものです。(笑)

また、馬の国ではフウイヌムと呼ばれる馬の姿をした生物が高い知能を
持ち、同じ国にヤフーという人間の姿をした野獣が出てきます。
フウイヌムは凶暴なヤフーに手を焼き、最後は彼らを絶滅させるため、
雄と雌を隔離して、子供ができないようにしてしまいます。
この小説の影響で「ヤフー」という単語は「凶暴な人間」「ならず者」と
いった意味の半一般名詞となります。
インターネットの超有名サイト「Yahoo!」は開発者が、自らのことを
「ならず者」と謙遜したところからこの名前が付いたそうです。

それから、ジョナサン・スウィフトが色々な「旅行記」を研究したことは
よく知られていますが、「ガリバー旅行記」で、日本が唯一実在する国と
して、第3章の天飛ぶ島ラピュタの変わり者の国で取り上げられています。
この話では、東京はまだ江戸といわれていて、長崎では踏絵があったり
します。

朱雀は、ガリバー旅行記の絵本を持っていたのですが、小人の国の
お話で、確か小学校の4、5年生の時に図書館で、最後まで書かれて
いるものを読んだのですが、馬の国の話が妙にインパクトがあったのを
覚えています。(笑)
久しぶりに読んでみたいと思われた方は、無料で読めるネット図書館の
『青空文庫』を覗いて見てください。
スウィフト・ジョナサンでもう1つ別の作品と共に、ガリバー旅行記も
公開されています。

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2003/11/07

お頭GET!

ガチャポンで、またまたシャンクスのフィギアをGET!!
今回のはちょっと大きめで、作りもまずまずです。
何よりうれしいのは、7頭身あることです。前回のフィギアは4頭身
でしたから・・・(笑)
オマケに髭もないんですよね。更にラブリ~☆

そんな訳で、フィギアのお頭を描いてみました。
今日は顔だけですが、今度は全身も描いてみようかな・・・

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2003/11/06

『風の妖精』の話

ギャラリーにイラスト『ラ・シルフィード~風の妖精~』をUPしました。
これは、ギャラリーにも書きましたが、Pixia倶楽部の風祭り用に描い
たものです。
で、今日は「風の妖精」の話を・・・

シルフィードは女性名で、男性名はシルフといい、風の妖精または空気
の精とも呼ばれています。
ヨーロッパ各地にその伝説があり、もともとは人間と精霊の中間的な
存在だったようです。
そして、シルフィードはとにかく美しい精霊ということになっています。

また、バレエのラ・シルフィードはフランスの幻想作家ノディエが北欧
の伝説を元に書いた原作を脚色した全二幕のバレエで、19世紀ロマン
ティック・バレエの最高傑作といわれ、当時はまだ珍しかったトウで
立つ技法「ポワント」を駆使して、妖精の軽やかさを表現し、その後
バレリーナたちは競ってトウで踊るようになり、現在のバレエのあり様
を形作ったバレエ史上重大な転機となる作品と言われています。

ギャラリーにバレエに使われた物語は少し書いたのですが、もうひとつ
シルフの物語を紹介します。
フランスの作家クレビヨン・フィスの作品で『空気の精(シルフ)』と
いうお話です。

精霊に憧れて都会から田舎に住いを移した伯爵夫人が、寝室で一人で
道徳の本を読んでいるとシルフが現れ、夫人の美しさを讃えます。
驚いた夫人は、シーツの下に隠れてしまいます。
そのまま暫らく、何とかシーツから顔を出させ自分の思いを受け入れさ
せようとするシルフと、本物のシルフとなかなか信じず、また、道徳を
解いてシルフを拒む夫人のやりとりが続きます。
やっとのことで心を開いた夫人がシーツから顔出し、いよいよこれから
という時に小間使いが入ってきて、シルフは慌てて逃げ出してしまいます。
その後、いくら呼んでもシルフは現れず夫人は、あきらめてこれは快い
幻が心に浮んだのだと思うことにします。でもただの夢だなんて悔しい
と言う思いがあり、この話を都会で暮す友人に手紙で知らせるという話です。

シルフはその名の通り、風のように気まぐれな性格をしており、親切に
人助けをするかと思うと、急に酷い意地悪をしたりします。でも、一旦
この妖精に気に入られると、危険な時には必ず助けてくれるんですって。
是非、一度会ってみたいもんです。(笑)

それから昨日は、またウッカリ日記を書き忘れてしまいました。
スミマセン!

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2003/11/04

サイトのご紹介

今日は、ちょっとよそのサイトの紹介を・・・

投稿サイトでのご縁で、先日ウチにお越し頂いたうみねこさんから、
朱雀のイラストとうみねこさんの詩のコラボの依頼を受けて、うみねこ
さんのサイトに朱雀のイラストを飾って頂いています。
イラストは『木漏れ日』で、うみねこさんはウチのサイトに来て下さっ
た時に、このイラストを見て詩を思いつかれたそうです。
とても素敵な詩なんですよ。
そして、うみねこさんのサイトには、うみねこさんの詩をはじめコンテ
ンツがいっぱいです。
もし良かったら、皆さんもちょっと覗いてみてくださいね。

【Club Ssagull's】
http://homepage1.nifty.com/seagull-k/

朱雀とうみねこさんのコラボは、TOPページから『詩』をクリック→
上部フレームの『mist』をクリック→『オプティミストの占い』の
Enterをクリック→左フレームの105「木漏れ日」をクリックです。

それから、以前『詩を投稿する事って・・・』という日記を書いた時に幾
つかのサイトを取り上げたのですが、アドレスを紹介できていないまま
になっているサイトがありましたので、改めてこちらで紹介します。

【Arty-Crafty TAKABO】管理人:たかぼさん
http://homepage.mac.com/takabo2001/artycrafty/

こちらには、投稿もさせて頂いています。
たかぼさんの詩は勿論の事、沢山の方の詩が読めます。
あと「きっとラスベガス日記」は朱雀のお気に入りです。
素敵な詩人さんが沢山集っていらっしゃるので、興味のある方は
是非、どうぞ。

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2003/11/03

手塚アニメと漫画の話。

今日は漫画家、手塚治虫の生まれた日です。

今年はアトムの生まれた年でもあり、彼の作品が色々と注目されていますが
手塚作品は本当に良いですよね。
朱雀は、宮崎駿やディズニーアニメの何処がいいのか、サッパリ分らないの
ですが、手塚治虫の素晴らしさだけは、よ~く分ります。(笑)
中でも朱雀のお気に入りは「ふしぎなメルモ」「ワンサくん」「三つ目がとおる」
です。

メルモちゃんは、あの「あ~かいキャンディ、あ~おいキャンディ」が
欲しくて仕方なかったですね。
何度も再放送されていたと思いますが、朱雀が高校生の時にも夕方に
再放送されていて、何故かそれがクラス中で流行って、それを見るため
にみんなダッシュで帰っていました。(笑)

「ワンサくん」は朱雀の子供の頃は犬のスピッツがとても流行っていて
近所にも沢山飼われていたのですが、朱雀んちには雑種で真っ白の犬が
いて、フカフカの尻尾がワンサくんと同じだったんですよね。
で、ワンサくんはうちのチビがモデルだと信じていました。(笑)
確か、銀行のキャラクターになっていたと思うんですが、銀行の貯金箱や
シールを集めていたのを思い出します。フフ

「三つ目がとおる」はアニメより漫画で読んでいました。
少年マガジンに連載されていて『空手バカ一代』とか『釣りキチ三平』
と一緒に毎週、読んでいました。
絆創膏がある時と外した時のギャップがなんともいえませんでしたよね。

でも『すすめパイレーツ』が始まってからはジャンプに乗り換えちゃい
ましたけど。(笑)そう言えば少年チャンピオンも読んでいました。
『マカロニほうれん荘』『750ライダー』と一緒に手塚治虫の『ブラック
ジャック』も連載されていたんですよね。
その後は『ストップ!ひばりくん』や『コブラ』『北斗の拳』『ドラゴン
ボール』と少年ジャンプばかりでしたね。
そう言えば「こち亀」ってその頃からずっと連載しているんですよねぇ。凄!
今、朱雀が嵌っている『ワンピース』もジャンプですね。
さすがにもう週刊漫画は買っていませんが、単行本は欠かさず買って
います。
朱雀は少女漫画も好きですが、結構、少年漫画が好きだったんです。

なんか、手塚治虫から随分と話がずれてしまいましたね。(笑)

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2003/11/02

ルキノ・ヴィスコンティの話

今日は、イタリアの映画監督ルキノ・ヴィスコンティの生まれた日です。
貴族の家庭に生まれたヴィスコンティは、幼い頃から芸術に触れて
生活し1942年「郵便配達は二度ベルを鳴らす」で映画監督デビューを
果たします。
初期の作品ではイタリアの南部問題を取り上げ「ネオ・レアリスモ」の
一翼を担い、その作風から「赤い公爵」と呼ばれます。
また「ベニスに死す」「地獄に堕ちた勇者ども」「ルードウィヒ」は『ドイツ
(退廃)三部作』と呼ばれ、豪華絢爛に究極の耽美世界やデカダンスを
描き出しています。1976年に自宅でインフルエンザの為死去しますが
ヴィスコンティらしく、花に囲まれ、ブラームスの第2交響曲を聞き終
わってからの旅立ちだったそうです。

またヴィスコンティの正式名はヴィスコンティ・ディ・モドローネといい
ルキノはモドローネ公爵ジュゼッペ・ヴィスコンティとカルラ・エルバの
間に誕生しています。
イタリア語でヴィスコンテは子爵を意味し、その複数形のヴィスコンティ
が家名になるほどの、由緒正しい一族です。

ヴィスコンティ家は12世紀、神聖ローマ帝国のフリードリッヒが、ロンバル
ディアに攻め込んだ際、それを打ち破る中心となり、14世紀にミラノ公
の称号を与えられ、北イタリアの支配者として富と権力を握ります。
娘婿のフランシスコ・スフォルツァは今もミラノに残るスフォルツァ城を
建て、また、その息子のルドヴィーコ・イル・モーロはレオナルド・ダ・
ヴィンチを庇護していました。
ルキノの祖父グイドはスカラ座のパトロンで、ヴィスコンティ家がスカラ座
の1階左側4番の桟敷席を所有していた話は有名です。
こんな名家の出身であるヴィスコンティは、妥協を知らない完璧主義で
映画の撮影に自分の所有する城を使ったほどです。

昔、淀川長治さんは、ヴィスコンティ作品について、コクトーもルネ・クレマン
もその作品を解くまでもなく、確たるホモを意識するが、ヴィスコンティは
彼らのようにそれを美しく密やかに画面に流し、彼らと私たちで密かに
楽しむと言う芸術風の戯事は出来ない。
恥じ入り、もがき、抵抗しながら、ホモセクシャルに浸る。
それ故、どの作品を見てもその愛の哀れが胸を刺す、と仰っています。
ヴィスコンティの死に慟哭するヘルムート・バーガーを見ると、まさに
その通りという気がします。

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2003/11/01

暖かい一日

昨日はハロウィンだったので『ケルト頌詩(ソーウィンに寄せて)』を
投稿サイトに一斉に投稿したのですが、そこで思わぬ反響があって、
ケルト好きの方たちから、書き込みやメールを頂きました。
今日はその返信をしたり、さらに返信を頂いたりと、一日ケルト談義に
花を咲かせておりました。ウフフ・・・

こう言う時って、インターネットの凄さをつくづく感じちゃいます。
朱雀は凄い無精者なので、何でも一人でちまちまと楽しんでいるだけ
なのですが、投稿というたった一つの手段で、同じような興味を持って
おられる方と、何気なく、当たり前のように会話が出来るんですもの・・・
インターネット恐るべし!

そう言えば、このサイトにお越し頂いている皆さんも、大抵検索エンジン
やリンクを貼って下さっているサイトからお越し頂いたか、投稿サイト
から飛んできて下さった方達なんですよね。
朱雀は、HPのことを特に友人たちに話してはいませんし、とにかく面倒
くさがりなので、自分から検索エンジンやリンクから他の方のサイトに
伺う事も殆どありませんし・・・
今、朱雀がお邪魔させて頂いている素晴らしいサイトの数々も、皆さん
どこかでこのサイトのことを知って来て下さったのがきっかけなんですよね。
そう思うと、朱雀ってもの凄い幸運に恵まれているのでは、と思えて来
ました。
だって、それこそ星の数ほどあるサイトの中から、ワクワクするような
素敵なサイトを探すのってもの凄く大変なのに、ろくに努力もしないで、
本当に素晴らしいサイトに出会えて、その上、交流を持たせて頂いて
いるんですもの!
皆さん、本当にありがとうございます。いくら感謝してもしきれません!

そんな事を思いつつ、今日は、古のケルトと今を行ったり来たりして、
気温だけじゃなく、心の中もず~っと暖かい一日でした。

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