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2003/10/23

『ヒエログリフ』の話

今日はフランスのエジプト学者シャンボリオンが生まれた日です。
シャンボリオンは、古代エジプトのヒエログリフ(神聖文字)を解読した
人です。

ヒエログリフは、エジプトで「神の言葉の文字」や「生命の家の文字」と
呼ばれ、紀元前3000年頃から、3000年以上に渡りほとんど変わらず
用いられた文字で、主に、神殿や墓の碑文などを書くのに用いられて
いました。
ヒエログリフは装飾的で、実用的ではなかった為、これを簡略化した
ヒエラティック(神官文字)が発明され、末期王朝時代には、ヒエラ
ティックを崩し簡略化したデモティック(民用文字)が使われるように
なります。ところが、紀元前30年にエジプトがローマの支配下に入ると
ヒエログリフは次第に使われなくなり、忘れ去られてゆきます。
長い年月が過ぎ、1799年、ナポレオンがエジプト遠征でエジプトに上陸
した際、ひとりの兵士が、ナイル川の河口の町ロゼッタで、文字らしい
ものが刻まれた1枚の石を発見します。
これは後にロゼッタストーンと呼ばれる石で、この石の表面は三段に
区切られ3種類の文字(ヒエログリフ、デモティック、古代ギリシア)が
刻まれていました。
シャンボリオンはこの碑文と、アスワンで発見されたオベリスクをもとに
ギリシャ文字やコプト語の知識を生かし解読に成功します。
また、この解読法がより古い時代のものにまで充分通用することや、
ヒエログリフは表意文字としてだけでなく、表音文字としても使われてい
たことも証明します。

ヒエログリフの文字数は最大3000個ともいわれていますが、通常よく
用いられていたのは500~600個ぐらいで、これらの文字は長年に渡り
使用されていたため、時代により意味や使われ方が若干異なっています。
また、実例が少ないせいか、ヒエログリフはかなり発達した形で突然現れ
たとしか考えられないほど、その形成過程を示すものがないそうです。

文字をヒエログリフや古代ケルト語のために作られたオーガム文字
などの19種類の文字に変換できるサイトがありますので、紹介しておき
ます。

『多言語文字変換屋 Mojio.net』http://www.mojio.net/top.html

ちなみに下の文字は、全て『朱雀』です。
上から順にヒエログリフ、西アフリカ・マンデ族のヴァイ文字、黒海沿岸
地域のグルジア文字です。
ちょっといい感じでしょ。

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