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2003/10/01

八色の姓の日

684年の今日10月1日は 「八色の姓(やくさのかばね)」を制定した日です。
「姓」と「氏」と「名字」は、今では特に区別されていませんが、古代から中世
においては、異なった意味を示していました。

氏は氏族の名称で、同族集団を意味し、族長的地位に立つ家の家長が
氏上(うじのかみ)となって、氏の共有財産を管理し、氏神を奉祀し、氏人を
統率しました。

姓(かばね)は氏族の格を表すもので、古代豪族の氏の下に付けられて
いた称号でしたが、大和朝廷の支配が進むにつれ、朝廷との関係などに
より、姓は朝廷から与えられるものとなりました。

名字は本来、同じ氏から出た家々が、その住所・名田などによって付けた
名のことで、苗字とも書きます。

足利尊氏を例にとると、氏が「源」氏、姓は「朝臣」で、「足利」は名字に
当たります。
そして、武士は名字を用いていますが、これは勝手な名乗りであるので、
朝廷において徳川家康は源朝臣家康と称することになります。

また、姓の成立は大きく三つに分けられ、まず神代からある原始的姓として
公・彦・梟師・戸畔・祝などがあります。
次に官職的姓として、国造・県主・稲置・別・神主などがあり、官制的姓と
して、君・臣・連・造・直・首などが允恭朝の時代に制定されました。

奈良朝時代になると、それぞれの姓を代表する、大公、大祝、大王、大臣、
大連などの姓を称する氏族が現れましたが、天武朝になって天皇の絶対的
な地位を確立させるための政策として大化改新や壬申の乱で功労のあった
家には高い家格を、無かった家には低い家格を与える為に制定されたのが
八色の姓です。

これは上位から順に、真人(まひと)、朝臣(あそん)、宿禰(すくね)、
忌寸(いみき)、道師(みちのし)、臣(おみ)、連(むらじ)、稲置(いなぎ)
の8つの姓がありました。

真人は近しい皇胤に、朝臣は臣のうち勢力のあるものに、宿禰は連のうち
勢力のあるものに与えられ、忌寸は11氏族に与えたのち廃止され、道師と
稲置は制定したものの与えられませんでした。
臣は景行天皇以前に分かれたとされる皇裔に、連は有力な臣下に、与えら
れていました。

実は朱雀は名字に対するコンプレックスがあって、朱雀の名字は、字は
とても簡単なのですが、初対面の人はまず、ちゃんと読めません。
子供の頃はそれが嫌で嫌で堪らなかったんですよね・・・

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