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2003/09/01

二百二十日と秋の気配

早いもので、今日から9月です。
そして、今日9月1日は、雑節の一つ『二百十日』です。立春から数えて
210日目のこの日は毎年周期的に台風が襲来する時期で、同時に稲の
開花期にもあたります。
「二百十日の別れ水」と言って、水田から水を落とし、稲刈りの準備に
入るこの時期の台風は、一番厄介もので、八朔や二百二十日と共に
農家の三大厄日とされ、処暑、二百二十日と共に台風襲来の特異日
でもあります。

そして、二百十日から二百二十日頃に吹く秋の強風を『野分』と呼びます。
野分は野の草を分けて吹きすさぶ風ということから名付けられたもので
台風を含むこの時期の強風の一般的な呼び名ですが、現在では雨を伴
わない強風に限って呼ぶことが多いそうです。

風は、一番季節を感じさせてくれて、以前、朱雀が住んでいた所は
とにかく年中風が強かったのですが、いつもその風に季節が変わった
事を教えて貰いました。

丁度今頃は、まだまだ日中の茹だるような暑さの所為で、生ぬるい風を
運んでくるのですが、日暮れ時になると、急に風が止み、すっかり日が
落ちてしまうと、随分と涼しい風がまた吹いてきます。
ツクツクボウシの鳴き声と入れ替わるように、コオロギが鳴き始め
煩かった昼間から、今度は段々と夜が賑やかになってくるんですよね。

そして、もう少し季節が進むと、タヌキ一家が現れるようになります。
親ダヌキの後に子ダヌキが行儀よく並んで歩いて行くんですよ。

朱雀の住んでいた所はかなり標高が高くて、天体観測にはもってこい
なんです。それで、よく天体マニアの人がマンションの敷地内で大きな
望遠鏡で星空を眺めていたりするのですが、望遠鏡を覗いている人の
後ろを、タヌキがぞろぞろと歩いていたりして、ベランダから見ていると
結構笑えました。
そして、タヌキ一家が通り過ぎてゆくと、その後に単独行動のキツネが
やって来ます。
年々、住宅開発が進んで、山の動物たちが食べ物を漁りに夜な夜な
街に下りてゆくのは、なんだかちょっと切ない感じがしたものです。

そして、その周辺一帯に熊が現れた時は、流石に大騒ぎになりました。
スーパーなどで「熊に注意」の張り紙を見た時は、ここは本当に大阪
市内まで電車で20分の所なんだろうか?と暫らく考えてしまいました。(笑)

今年は、もうそのタヌキやキツネに会えないのがちょっと残念です。

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