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2003/09/30

『モルガンお雪』の話

今日は、アメリカのカーネギー、ロックフェラーと並ぶ金融大財閥
モルガンの甥ジョージ・モルガンが祇園の芸妓・初雪こと加藤雪を
4万円で落籍し、身請けした日です。

京都で豪遊中のモルガンは芸妓の雪に一目惚れし、すぐに結婚を迫り
ますが、雪は気乗りせず、パトロンがいると断ります。モルガンは
全く諦めず、雪はモルガンの前で自殺を図ろうとまでしますが、
やがて、この騒ぎで自分のもとを去った恋人へのあてつけか、雪から
モルガンに4万円で身請けして欲しいと要求したそうです。
当時の4万円と言えば今の1億円にも相当する金額です。
そこまで無理を言えば諦めると思ったのかも知れませんが、モルガンは
あっさりと承諾し、雪を身請けします。
その後、横浜で挙式をあげアメリカに渡りますが、アメリカ人は黄色
人種の雪に冷たく、二人はフランスに生活の拠点を置きます。
熱烈に雪を愛したモルガンは40歳の若さでこの世を去り、雪は一度
アメリカに戻りますが、第一次世界大戦中のアメリカでは排日運動が
激化していた為、再びヨーロッパに渡ります。
その後、日本に帰国し、晩年は京都で熱心なキリスト教の一信者とし
て余生を過ごしました。
1963年に81年の生涯を終えますが、遺産のほとんどは教会に寄付
したそうです。
京都、東福寺の同聚院にモルガンお雪の墓があります。

そしてモルガンと雪が結婚式を挙げた1月20日はこの二人にちなみ
「玉の輿の日」なんだそうです。当時、雪は日本のシンデレラと呼ば
れていたんですって。

また、祇園にはこんな話も。
第2次世界大戦中にアメリカが落とした原爆は、候補地の検討の結果
長崎と広島に落とされたのですが、候補に上がっていた京都は歴史的
文化遺産があるという理由で選ばれなかったというのが定説となって
いますが、モルガン財閥は当時のアメリカ大統領のスポンサーで、
雪と雪の家族のいる京都に落とすな!と命令したとか・・・
祇園ではモルガンとお雪の愛で京都は助かったと言うのが常識なんだ
そうです。

モルガンお雪の話は、小説などで今も親しまれ、何時の時代も女の人は
こういうシンデレラ物語に憧れてしまうんでしょうね。
王子様は別にしても、朱雀は、いくら愛する人と一緒でも、外国で住む
のはちょっと嫌かも。
旅行で行くにはいいのですが、ずっと暮らすとなるとねぇ。
たこ焼きも満月ポンもないだろうし・・・(笑)

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