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2003/09/17

古代中国の星座

昨日、古代中国の星座の話をチラッと書きましたが、今日はもう少し
詳しく取り上げてみます。

現在、一般的に用いられている星座は、古代バビロニア・メソポタミア
地方で発祥し、その後ヨーロッパの神話と関連付けられて発達したもの
がほとんどですが、古代中国には、中国独自の星座がありました。

古代中国では星座のことを星宿といい、その星座の最も大きな特徴は
星座で国家体系を形成していたことです。
北極星を「天帝」の座とし、それを中心に宮殿や官庁、役人などの高貴
な事物をあてはめ、北極星から離れるに従い、庶民の住宅や市場など
身分の低い存在があてはめられています。
また、西洋の星座が88個であるのに対し中国の星座は約300個もあり
ました。

古代中国では、天体の様子を観測する事で様々な物事を占い、それが
当時の天文学でした。
これらの星座はその天文学に利用される為に取り決められた結果です。

星座はそれぞれグループ分けがされ、昨日も書きましたが、まず、中官
と外官に分れ、中官は紫微垣、太微垣、天市垣に、外官は二十八宿で
ある東方七星、北方七星、西方七星、南方七星と、その周囲の星座に
分れます。

紫微垣は、北極星を皇帝の玉座に見立て、大ぐま座やりゅう座など北側
の星座が当てはまり、それぞれが警護の兵士や、皇后女官等を表して
います。

太微垣は、現在の獅子座・乙女座・かみのけ座一帯で、政府の組織や
配置を表しています。

天市垣は、現在のヘルクレス座・蛇使い座・わし座のあたりに該当し、
経済の中心である市場が表されていました。
さらに天市垣は「東蕃(とうはん)」と「西蕃(せいはん)」の2区画に分れ
それぞれの星に、中国内部の地域の名前がつけられていました。

二十八宿は7月20日の日記「朱雀の話」で取り上げていますので、ここ
では省きます。

石氏星経という星座表には、上記の3垣、28宿、277星宿に2933個
の恒星が含まれているのですが、面白いことに牢獄やトイレの星座まで
あるんですよ。
ギリシャ神話ではオリオン座の足元にあるウサギ座は、荒々しいオリ
オンの心を静めるためゼウスが天に上げたウサギと言われているのに
中国ではトイレですよ!オマケにウンチまで・・・(笑)
これじゃあ、星空を見上げて「あの星は、まるで君のようだね。」
なんてウッカリ言えませんね。男性の皆さん気をつけましょう☆

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