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2003/09/21

秋彼岸

台風が近付いている所為か、急に涼しくなりました。
そういえば、昨日は彼岸の入りでした。
暑さ寒さも彼岸までとは、本当によく言ったものです。
そんな訳で今日はお彼岸の話など。

春分と秋分の日を中日とし、前後の3日を合わせた各7日間を「春彼岸」
「秋彼岸」といいます。
彼岸は元々、梵語の波羅蜜多(はらみつた)を漢訳した到彼岸(とうひがん)
のことで、煩悩と迷いの世界である此岸の者が、六波羅蜜(ろくはらみつ)
の修行をする事で悟りの世界である彼岸の境地へ到達出来るというものです。

そして、六波羅蜜には布施・持戒・忍辱・精進・禅定・智慧の6種類が
あります。

布施は他人に施し、物質的、精神的な施しの心を育むこと。
持戒は規律を守ることで、五戒(不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、
不飲酒)があります。
忍辱は苦難や辱めを乗り越えること。
精進は修行に励み、努力すること。
禅定は精神集中で真理を追求し、己の心を統制すること。
智慧は仏の智慧を学び、真実の世界を会得すること。

それから、彼岸の語源は「日願」であるという説もあります。
これは古来の太陽信仰からきたもので、次第に仏教と混ざって
ゆきます。この信仰では、涅槃の世界を西方浄土と呼び、阿弥陀仏の
極楽浄土は西にあるとされ、その為、真西に太陽が沈む春分、秋分
の日の夕日は極楽浄土への道標と考えられました。
この日、沈む太陽が示す極楽浄土への道を白道(びゃくどう)といい
仏の示す白道を信じて進めば極楽浄土に至るといわれています。
また「日の願」という言葉もあり、そこから日願になったと言う説も。

そして、彼岸の頃に咲くのでその名が付いた彼岸花は、朱雀にはとても
印象深い花です。
朱雀は大阪市内で育ち、田畑など余り見た事がなく、6年生の時に
引っ越した先で、初めてこの花が咲くのを見ました。
突然、真っ赤な花を咲かせるのに驚き、又その花の美しさに心引かれ
て、思わず摘んで帰ったのですが、この花は摘んではいけないと母に
叱られました。
彼岸花は球根に毒が有り、彼岸時期に咲き、墓場の近くに多く咲く事
から、死者を呼ぶ花として、忌み嫌われていますが、これは毒抜きをした
球根を、飢饉の際の非常食として守るため、先人が広めたことなのだ
そうです。彼岸花には千以上の別名がありますが、朱雀はミチワスレ
グサという呼び方が好きです。

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