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2003/09/26

陰陽説と五行説

今日は安倍晴明が死んだ日です。
安倍晴明といえば陰陽師として有名ですが、陰陽道とは本来、陰陽
五行説に基づき森羅万象の背後に秘められた世界の意味と働きを
解読し、未来を占い指針を得ることを目的とした思想と技術を指し
ます。
そして陰陽五行説は、中国の戦国時代に別々に成立した陰陽説と
五行説が、漢代に合わさったもので、今では陰陽五行説という一つ
の説として捉えられています。

で、今日はメモ代わりに陰陽説、五行説のまとめを。

まず陰陽説は陰と陽の相対する2つの気が和合・循環することに
より、万物の生成・消滅などの変化をもたらすという原理のことを
いいます。

陰は受動的、防御的など消極的な性質で、暗、柔、水、冬、夜間、裏
に分類され、量や方向を持つことで、後退、左旋、下への運動や左へ
の運動などの概念となります。
陽は能動的、攻撃的など積極的な性質で、明、剛、火、夏、日中、表
に分類され、前進、右旋、上への運動や右への運動などの概念となり
ます。但しそれは、絶対的なものではなく、ある時点では陽でも、
ある時点では陰になり得るというものです。
そしてこの陰陽を二元とし、更に四象という四元に展開し、この四元
から8つの気の状態「八卦」へ展開する易の思想へと進みます。

また一方で、万物・万象を木星、火星、土星、金星、水星の5つの惑星
の「木火土金水」という5つの気の働き「五行」に還元し、そこから
全ての現象を把握、説明しようとする思想が生まれます。
これが五行説です。

五行説では、時間を表す場合、木が春と朝、火が夏と昼、金が秋と夕方、
水が冬と夜、そして土はどの季節にもまんべんなく訪れ、土用となり、
この時間の流れから四季が生まれます。

また、空間を表す場合、土を中央とし、木が東で、この東を司る木気は
生気を司る気となります。同様に、火が南で、旺気、金が西で老気、水が
北で死気となり、これを陰陽で分けると木、火は陽、金と水は陰、土は
陰陽半々となります。
こうして万物全てに五行を当てはめ、五色(青、白、赤、黒、黄)や
五腑(胆、小腸、胃、大腸、膀胱)、五神(蒼龍、白虎、朱雀、玄武、
黄龍)などが生まれます。

この二つの思想が合体したものが陰陽五行説です。
陰陽五行説は7月20日の日記「朱雀の話」で簡単にまとめていますので
興味のある人はそちらを参照して下さい。

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