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2003/09/19

フーコーの生まれた日

今日はフランスの物理学者レオン・フーコーの生まれた日です。
フーコーは、振り子によって地球の自転を実験で証明し、また
ジャイロスコープを発明しました。

14世紀、コペルニクスにより地動説が発表され、その後、ガリレオや
ケプラーが天体観測の結果を元に地動説を唱えますが、誰もが納得の
いくような地動説の証拠というのは中々見つかりませんでした。

地球は太陽の周りを「公転」しながら「自転」もしていますが
それは星が北極星を中心に回っていることから、無数の星が一斉に
動いていると考えるのと、1個の地球が動いていると考えることの
どちらが起こりうるかを考えれば、理論上で地球の自転は分る
のですが、目に見える証拠と言うのはまだ、ありませんでした。

当時のキリスト教全盛の社会では、地動説は異端の説とされ、
キリスト教では、人間が立っている世界(大地)が中心で、神の意志
により、その周辺を太陽や月、星が巡っていると考えられていました。
ガリレオはコペルニクスの理論を学術的に裏付ける本を出版し、それが
『聖書を冒涜し、教皇を批判している』という理由で裁判にかけられ
有罪になります。
その時ガリレオが「それでも地球は回っている」と言ったという話は
有名ですね。

そして、この地球自転の証拠として、初めて一般市民の前で明らかに
されたのが、フーコーの振り子です。

地球上にある振り子は、長さや重さに関係なく、振動面がある速さで
ゆっくり回転します。
フーコーはこの現象が地球の自転のよって起こることに気付きます。

フーコーはまず、自宅で、長さ2mの振り子で実験を行い、その後
パリ天文台で11mの長さの振り子で公開実験を行います。
そして、ナポレオンの要請で、パンテオン寺院のドームから長さ
67mの針金に28kgの重りを吊るした実験を公開しました。
これが有名なパンテオンの実験です。

この実験は現在でも科学技術博物館などで、見る事ができます。
それから、教材用なのでしょうが『フーコー振子』というのがネットで
販売されていました。そのキャッチフレーズが中々、素敵なんですよ。
『地球の自転を証明する観察死角がない三角柱』(笑)
でも、振り子の長さが1mもあるので、家に置くには邪魔ですね。
フーコーやガリレオは子供の頃の朱雀の憧れの人でした。
実は朱雀は天文学者になりたかったんですよ。

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