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2003/09/08

雷→飛梅→マラルメ?

今日も暑い一日でしたが、久しぶりの夕立で少しは涼しくなったような
気が・・・
結構、激しい雷が鳴っていて、先日新聞で読んだ「くわばら、くわばら」
という言葉の由来を思い出しました。

「くわばら、くわばら」というのは、落雷を防ぐ呪文なのですが、その元に
なった話のひとつに菅原道真の話があります。
道真は藤原氏の陰謀で京都から九州の大宰府へ追い払われ、藤原氏を
怨みながら亡くなります。道真の死後、藤原一族は次々と謎の死を遂げた
と言われるほど、その恨みは凄まじく、御所では雷が落ちる度、道真が
雷となり復讐しているのだと噂しあうほどでした。
そこで、人々は藤原氏の巻き添えで雷に当たらないように「ここは道真様
の領地です。雷を落さないで下さい。」と言う意味から領地名「桑原」を
唱えたと言うのです。

また別に、桑原という人が落ちてきた雷様を助けたと言うのもあります。
助けられた雷様が「おまえの子孫の住む場所には雷を落さない」と
約束をしたので、雷様に桑原さんの子孫だと知らせる為に、唱えるのだ
そうです。(笑)

で、菅原道真といえば、朱雀は『飛梅』の話が好きです。

道真は5歳の頃に庭に咲く梅の歌を詠むほど、梅を愛していました。
そして、太宰府へ左遷され京の都を去る時、屋敷の庭の梅の木に
別れを惜しみ、あの有名な歌を詠みます。

『東風吹かば にほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ』

そして、その梅が道真を慕って大宰府まで一晩で飛んで行き、そこに
根を下ろしたという話です。
また、白太夫という人が、道真を慕い大宰府に下る折、道真の屋敷の
梅を根分けして持ってきたのを、道真が伏せ、梅が飛んで来た事にした
とも言われています。

愛しい主人を追いかけて花が飛んで来るなんて、心の中がポッと暖かく
なるような素敵な話ですよね。

そう言えば、今日は朱雀の好きな、花の隠喩を好んだ詩人マラルメの
命日でもあります。
マラルメは19世紀のフランスの詩人で、ボードレールの影響を受け
英語教師をしながら詩作に励み、一冊の書に宇宙を閉じ込める緻密な
思考を重ねる詩人といわれるほど、象徴主義を代表する詩人です。

朱雀は今、竹の花の詩を書きたくて、竹について調べているのですが
マラルメの詩や「飛梅」のように花に命が宿るような詩を書きたいなぁ
なんて図々しい事を思っています。(笑)

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