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2003/08/24

ポンペイ最後の日

今日はポンペイ最後の日です。
ポンペイは現在のイタリア、ナポリの南東にあるヴェスヴィオス山の
麓で栄えた町です。
古代ローマ時代には貴族の別荘地として発展し、パクス=ロマーナ期の
繁栄ぶりはめざましいものがあったと言われていますが、紀元62年に
大地震が襲い、更にその17年後の紀元79年8月24日、ヴェスヴィオス山
の噴火により町は消え、2000人もの人が亡くなりました。

山麓の町ポンペイには高温の火山灰や噴石が4m以上の厚さに渡って
積もり、町は完全に埋没してしまいました。
人々は火山灰に埋もれたポンペイを忘れ、そこに町が栄えていたと
いう、微かな記憶だけが残り「キヴィタ(町)」と呼ばれていました。

ヘルクラネウム遺跡の発掘作業が契機となり1748年、偶然発見された
ポンペイは、1500年の歳月を経て、火山灰の中に埋もれていた人々の
死体や古代の建築物などが発見され、現在も遺跡調査が行われています。

そしてその遺跡からは、古代ローマの美しい町並みや、人々の暮らし
ぶりが、克明に現われてきました。
民家の台所では、かまどの中から炭化したパンや、シチュー鍋の中には
子豚の肉が入ったままのものまで出土しています。

ポンペイの犠牲者は、火山灰の中で空洞となって残り、その火山灰の
層に残された遺体の窪みに、石膏を注いで形を取るという方法で復元
されています。
朱雀も3年前に開催された『世界遺産 ポンペイ最後の日 特別展』で
見ました。

鎖でつながれたまま手足を引き攣らせた犬や、両手に金貨や宝石の
入った袋を握りしめたままの死体、庇いあうように抱き合ったままの
恋人同士など、かなり生々しいものもありました。

一瞬の内に消えたポンペイは、最も美しい瞬間に突然滅んだローマの
タイムカプセルと呼ばれていますが、突然灰に埋もれ、数千年後にまた
突然掘り起こされ、世界中を引き擦り回されるのって、もし霊魂とか
残っていたらどんな気持ちなんでしょうね?

ヴェスヴィオス山はその後も50回以上の噴火が繰り返されていますが
最近の噴火は1944年で、その後、現在まで噴煙は絶えています。

また、日本でも有名なナポリ民謡「フニクリ・フニクラ」は、1880年
に、ヴェスヴィオス山の標高800mから火口縁(標高1200m)までフニコ
ラーレ(索道鉄道)が開通した際のコマーシャルソングなのだそうです。

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