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2003/07/08

七夕の話2?

今日も七夕の話の続きを。
朱雀が七夕と聞いて興味を引かれるのが、七夕伝承の元となる信仰です。
七夕伝承は「世界樹信仰」から「トーテム信仰」へ、更に「西王母信仰」へと移りその西王母が織姫に変化していったものだと言われています。

世界樹(宇宙樹)とは世界の象徴ともいうべき巨大な『とねりこの樹』の事で、天地創造の時に、まず1本の巨木が生まれ、この天と地を結ぶ一本の木から全てが生まれ、そこから全ての秩序が作られていったとするのが世界樹信仰です。

その一番典型的なものが北欧神話の『ユグドラシル』です。

世界の頂に立つ大樹ユグドラシルは、根の一本はアスガルド(アサ神の国)に、もう一本の根はヨトゥンヘイム(霧の巨人族の国)に、三本目の根はニフルヘイム(死者の王国にして氷の国)に伸びています。
そして根の麓のノルン(運命の女神)の泉にはウルド(過去)、ベルダンディ(現在)、スクルド(未来)と言う三姉妹が住み、樹の世話をしながら神々や人間の運命を予言しています。

この宇宙の中心で九層の世界を貫くユグドラシルは、巨人族と神々との最終戦争(ラグナロク)によって世界が滅んだ後も、存在し続けます。
そして、ラグナロクの中で唯一生き残ったリーヴとリーヴスラシルの子孫が新世界を造り上げていく、と言うのが北欧の世界樹神話です。

そして、宇宙樹(世界樹)信仰は中国では後に「芙桑」と呼ばれるものになり日本でも鹿児島県の「若木迎え」や諏訪大社の「御柱祭」として残っています。

宇宙樹信仰は頭の部分に日月、中央部に有蹄類、下部にベビなどから構成される柱を神体として扱ったようで、この柱の神体をトーテムと言います。これがトーテム信仰です。
そして、トーテム信仰の1つ、鳥トーテムは宇宙樹は地上と天上を支える軸とし、星々の中心に見える北極星と地上とを結びます。
最初、鳥トーテムの柱は当時の北極星であるベガ星に向かって伸びていたことになります。

それが地球の歳差運動によって、北極星の位置がベガ星からポーラスターへ変わってしまったことから、宇宙樹は東西に分裂を起こし、それぞれに神ができます。
これが西王母と東王父で、後に織姫と牽牛に変化し七夕の話になってゆきます。

これらの話はシャーマニズムや陰陽道、四神獣『朱雀』の二十八宿などに繋がり朱雀のお気に入りワールドなのですが、あんまり面白くないですか?

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