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2003/06/26

琵琶の話

朱雀はよく詩を投稿します。
先日も「百子同室」をある投稿サイトに投稿しました。
そこで朱雀の詩に、ある方が「薩摩琵琶をちょっと嗜んで
いるのですが、もし時間が出来たら琵琶歌にでも
したいなと・・・・」というレスを付けて下さいました。
琵琶っていうと、あの『耳なし芳一』が平家物語をうたう
琵琶位しか思いつかないのですが、薩摩琵琶って、また
それとは違うのかな?と妙に興味がムクムクと湧いて
きたのでちょっと調べてみました。

琵琶はペルシャを起源に大陸を経由して雅楽とともに
楽琵琶というものと、宗教音楽として文字通り盲人の僧が
読経の伴奏として使う盲僧琵琶という二つのルートで
日本に入ってきたようです。

楽琵琶は独奏楽器としても平安貴族などにもてはやされた
そうで、「陰陽師」なんかに出てくるのがそうです。

盲僧琵琶のおもな系統には筑前盲僧琵琶と薩摩盲僧琵琶
があって、いずれも天台仏説宗を称しています。
その盲僧琵琶をルーツ持つものに平家琵琶、薩摩琵琶、
筑前琵琶があります。

平家琵琶は「平家物語」の詩章に節をつけて、琵琶の伴奏
で歌うもので平曲とも呼ばれています。
『耳なし芳一』のお話はこれですね。
平曲は全部で200曲近くあり、現在伝統的な平曲の継承者
は国語学者として知られる金田一春彦先生おひとりだけだ
そうです。

平家琵琶・盲僧琵琶の流れから音量・奏法などを改良した
ものが薩摩琵琶です。
戦国時代に薩摩武士の精神教育のために始められ、江戸
時代に入ると合戦物語りの歌詞が人気を呼び、明治時代に
全国に広まったそうです。また薩摩琵琶から発達した錦心流
から錦琵琶があります。

明治時代に盲僧琵琶・薩摩琵琶の流れから三味線の要素を
含みながら改良したものが筑前琵琶で、女性演奏家が多く
激しく荘厳な薩摩に対し、上品で優美な筑前と言われている
のだそうです。

調べてみると、実に奥深かいものですね。
元は「夏椿」の勘違いから「鬼子母神」に繋がり、「琵琶」まで
辿り着きました。
なんかこういうのって凄くワクワクします。
ありがたい事に脳の皺も一本ぐらい増えたかも知れません。
さて、この次は何処に繋がるのか楽しみです。

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