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2003年6月

2003/06/30

みなさんにお礼を・・・

朱雀は、詩をよく投稿するのですが、詩を愛する方達の集う
場所に詩を置かせて頂くと、そこに思いがけない出会いが
あったり、書いた本人さえ気付かない細かな所まで読んで
頂いてハッとするような感想を貰ったりと、とても刺激が
あって励みになります。

先日も「雨下」を詩の投稿サイトPoetic freeに投稿しました。
そこで架賜さんという方に感想と素敵な詩を返詩として
頂きましたので、架賜さんの詩を朱雀のサイトに来て
下さっている皆さんにも、紹介します。


 滴る 天露 流れゆく

 何処かも 分からぬ

 場所を 経て

 還る 所は

 生まれた場所


この詩からは穏やかで緩やかで、だけと生きている、そんな
力強さを感じます。
そして、流れる時の中で生まれた様々な想い達はどこに
還るのだろうと、ふとそんな事を思ってしまいました。
人はこうして何かを残そうとしますが、鳥は 草は 水は
どうするのでしょう。

また、この小さな「疑問」から今まで気にも留めなかった事に
目が行くようになったり、そこから何かを発見したりと、心が
ポツポツと満たされて、やがてそれが言葉となって詩が生ま
れたりするんですよね。
こういう不思議な繋がりって本当にいつもワクワクします。

架賜さんありがとうございました。架賜さんのアドレスは
こちらです。http://finito-web.com/jokegirl/index.html

また、俊さんのサイト「ちよつづり」に通わせて頂いている
うちに、今まであまり関心の無かった短歌にも興味を持つ
ようになりました。

たった31文字の中でどれだけの想いが表現できるか、
それはとても難しい事ですが、想いにぴったりの言葉を見
つけ出し、ジグソーパズルのようにきちんと繋がった時の
達成感は、また詩をつくる楽しさとは違う嬉しさがあります。

自己流ですが朱雀も、少しずつ短歌も創るようになりました。
サイトを立ち上げるまでは、詩を書く事すら止めていた朱雀
です。ですから、今の自分の姿には本当にただ驚くばかり
ですが、心の中はとても潤っています。

そしてサイトをきっかけに出会えた全ての人達に心から
感謝しています。
いつも本当にありがとうございます。

そこで感謝のうたを一つ

葉を落とし 霧の迷いに 伏す我の 
 虚(うろ)に差し込む 数多(あまた)の光

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2003/06/29

「風蘭」の話

今、家の玄関で鉢植えの「風蘭」が綺麗に咲いています。
風蘭は別名、富貴蘭(フウキラン)とも言い、樹木や
岩肌に着生する常緑多年草です。
風の良く吹き抜ける場所に好んで着生することや、
風に運ばれて木に止まった蘭というのが和名「風蘭」の
由来のようです。
ちなみに学名はネオフィネチア属(Neof.=Neofinetia)
ファルカタ(falcata)。
江戸時代に大名や武士、富豪が好んで栽培したこと
から別名富貴蘭(フウキラン)の名が付きました。
また、参勤交代の大名が、籠に吊るして江戸への
道すがらの慰めにしていたそうです。

風蘭はクチナシに似た芳香を放ち、細い白い花を
咲かせます。玄関において置くと、外から扉を開けた
時にふわっと甘い香りが漂ってきます。
ただ不思議なことに、夕方にならないと匂いません。
今朝、母が「今年の風蘭は全然匂わへんわ」と
嘆いてました。
だから夕方にならないとダメだってば・・・

江戸時代に始まった風蘭の変り物を育てて楽しむ
風習は今でも多くの愛好家によって受け継がれ、
各地で富貴蘭会が組織されており、花の色も淡い
ピンクや緑色に色づくものもあるようです。

初夏を演出する花として多くの句や歌にも詠まれている
ようなので朱雀もひとつ詠んでみることにします。
 
傘を閉じ 雨の香りを 振切る軒に
  仄かに混じる 風蘭の香(こう)

古くから好まれている花なので「風蘭」の花物語も
あるとは思うのですが、今の所まだ出会っていません。
どなたかご存知の方がいらしたら教えて下さいね。

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2003/06/28

『虎が涙』のお話

昨日6月27日は旧暦の5月28日にあたり、この日に降る雨を
『虎が涙』または『虎が雨』と言います。
今日は、そのお話を・・・

鎌倉時代、今の神奈川県大磯町に山下長者と言う人物が
いました。子供に恵まれない長者は虎池弁財天に願掛け
をしたところ、弁財天が夢枕に立ち、必ず願いが叶うと言う
お告げがあり 朝、目覚めると弁財天の現われた所には、
美しい石がひとつ置かれていました。
その石を日夜礼拝したところ、妻は身ごもり女の子を出産
します。
虎池弁財天から一字をとり「虎」と名付けられた娘は、やがて
美しく成長し、静御前と並ぶ舞の名手となり「虎御前」と呼ば
れるようになります。
虎御前が十七歳の時、二十歳の曾我十郎祐成と出会い
二人は恋におちます。
建久4年5月28日、十郎祐成と弟の五郎時致は十八年前に
源頼朝幕下の重臣、工藤祐経に討たれた父の仇を討つため
富士の裾野の狩場へ行き、本懐を遂げた後「体制を乱した」
罪で殺されてしまいます。
大磯でこの知らせを受けた恋人の虎御前は兄弟の死を
悲しみ泣き暮れながらも、兄弟の菩提を弔いました。
このことから、旧暦の5月28日には虎御前の涙が雨となって
必ず降ると言い伝えられるようになります。
これが『虎が涙』『虎が雨』です。
その後 虎御前は、わずか19歳で出家し信濃善光寺に
赴きました。

この話は「曽我物語」の名で軍記物、仇討ちものとして語り
継がれ、歌舞伎の演題としても知られています。
また、江戸時代の浮世絵師、安藤広重は代表作『東海道
五十三次』に、「大磯の虎が雨」として十郎・虎御前の悲恋を
モチーフに描いています。

兄弟が殺された当日は西暦で1193年7月5日、現在でも梅雨
末期の大雨が多い時です。特に今日6月28日は雨の特異日
で過去100年の内でも半数を超える55日が雨なのだそうです。
ちょっと神秘的ですね。

と言うわけで『POEM』に雨の詩をひとつ置きました。

それから西暦から旧暦を計算するスクリプトが、とあるサイト
にありましたので、そちらも紹介しておきます。
西暦の日時を入力するだけで、簡単に旧暦を計算して
くれます。
その日の六曜から月齢まで、あっという間に出てくる
すぐれものですよ。

http://www.ai.wakwak.com/~y-nagano/Programs/koyomi/

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2003/06/27

Heavy Metalの話

Heavy Metal 好きの朱雀ですが、Heavy Metaの特異性に
やり切れなくなる事が、たまにあります。

まず一つは全くと言っていい程、Heavy Metalの世界には
黒人がいません。
アーティストは勿論、バンドのクルーや観客まで見事に
白人ばかりです。確かにブラックメタルと呼ばれるバンドも
ありますがそれは普通のHeavy Metalとはまた違います。
そして東洋人は白人寄りと言うか、ビジネスとしての市場性
で受け入れられているような気がします。

80年代、90年代のHeavy Meta全盛期の大物アーティストの
ライブビデオなどを見ると本当に驚きます。
モンスターズ オブ ロックなどのイベントには30万人もの観客が
集まるのですが、写し出される映像に一人も黒人がいないのです。
何と言う閉鎖性でしょう。これはもう脅威です。
世の中の常識を嫌い、自分のやりたい事をやる!という
ポリシーで髪を切らず、沸き立つ思いを歌にするのですが
そこに黒人の入る余地は、ほんの少しもないのです。

もう一つは、Metal イコール SEX DRAG ROCK N' ROLLを
前面に押し出し、結局はそれに溺れ自滅してゆく人がこれほど
多いジャンルは他にないような気がします。

朱雀の好きなバンドのメンバーが一体、何人この世を去った
でしょう。
勿論、不慮の事故や病気で亡くなる人もいるのですが
一番多いのがドラッグ中毒やそこから感染するエイズ、それに
アルコール中毒です。
ここ数年、朱雀はそう言う状況が嫌で、新しい音やアーティスト
の現状などに全く触れる事はなかったのですが、久しぶりに
会った友人とついメタル談義で盛り上がり、色々話していく内に
友人の口から「○○も死んだよ」と言う言葉が何度出てきたこ
とか・・・
なんだか堪らなくなりました。
そしてそう言うことがあると、それに憧れる馬鹿な子供がまた
同じ道を辿るという悪循環です。

それから、VAN HALEN のエドワード ヴァンヘイレンが今、癌の
闘病中だと言うのをはじめて知りました。
必ず彼の病気が治りますように、と心から祈ります。

エディ、またいつものように楽しそうに、そして目茶苦茶凄い
テクニックをとっても簡単そうにやってみせてよ。
そしてう~んとお爺さんになっても、ずっとずっと楽しそうに
あの赤いギターでカッコ良く決めてね。
早く死ぬなんて勿体ないって、みんなが思うような凄い
ギターをずっと弾いてよね。

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2003/06/26

琵琶の話

朱雀はよく詩を投稿します。
先日も「百子同室」をある投稿サイトに投稿しました。
そこで朱雀の詩に、ある方が「薩摩琵琶をちょっと嗜んで
いるのですが、もし時間が出来たら琵琶歌にでも
したいなと・・・・」というレスを付けて下さいました。
琵琶っていうと、あの『耳なし芳一』が平家物語をうたう
琵琶位しか思いつかないのですが、薩摩琵琶って、また
それとは違うのかな?と妙に興味がムクムクと湧いて
きたのでちょっと調べてみました。

琵琶はペルシャを起源に大陸を経由して雅楽とともに
楽琵琶というものと、宗教音楽として文字通り盲人の僧が
読経の伴奏として使う盲僧琵琶という二つのルートで
日本に入ってきたようです。

楽琵琶は独奏楽器としても平安貴族などにもてはやされた
そうで、「陰陽師」なんかに出てくるのがそうです。

盲僧琵琶のおもな系統には筑前盲僧琵琶と薩摩盲僧琵琶
があって、いずれも天台仏説宗を称しています。
その盲僧琵琶をルーツ持つものに平家琵琶、薩摩琵琶、
筑前琵琶があります。

平家琵琶は「平家物語」の詩章に節をつけて、琵琶の伴奏
で歌うもので平曲とも呼ばれています。
『耳なし芳一』のお話はこれですね。
平曲は全部で200曲近くあり、現在伝統的な平曲の継承者
は国語学者として知られる金田一春彦先生おひとりだけだ
そうです。

平家琵琶・盲僧琵琶の流れから音量・奏法などを改良した
ものが薩摩琵琶です。
戦国時代に薩摩武士の精神教育のために始められ、江戸
時代に入ると合戦物語りの歌詞が人気を呼び、明治時代に
全国に広まったそうです。また薩摩琵琶から発達した錦心流
から錦琵琶があります。

明治時代に盲僧琵琶・薩摩琵琶の流れから三味線の要素を
含みながら改良したものが筑前琵琶で、女性演奏家が多く
激しく荘厳な薩摩に対し、上品で優美な筑前と言われている
のだそうです。

調べてみると、実に奥深かいものですね。
元は「夏椿」の勘違いから「鬼子母神」に繋がり、「琵琶」まで
辿り着きました。
なんかこういうのって凄くワクワクします。
ありがたい事に脳の皺も一本ぐらい増えたかも知れません。
さて、この次は何処に繋がるのか楽しみです。

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2003/06/25

メタル→スパイ→シモン(何のこっちゃ!)

朱雀は普段あまりテレビを見ません。その朱雀が久しぶりに
テレビをみていると映画の宣伝が目に飛び込んできました。
篠田正浩監督の「スパイ ゾルゲ」という映画です。

そしていきなり聞こえてきたのは、北欧の様式美メタルバンド
Stratovariusの「Infinity」ではないですか!
おお、ドラマティック。メロディックパワーメタルというか
叙情的なメロディーラインを歌い上げるハイトーンボイス。
やっぱりイイわぁ。
確か3年ぐらい前の曲だったように思うのですが、主題歌に
使われているのかしらと思い、またフラフラと映画の
オフィシャルサイトに行ってみると、実在の人物ゾルゲや
事件についても結構詳しく紹介されていて中々面白かった
です。プロモーション映像も見ることが出来るんですよ。
「Infinity」もちゃんと聞こえてきます。
アドレス http://www.spy-sorge.com/movie/index.html

でね、ふと思ったのですが、このゾルゲといい有名な女スパイ
マタハリといい、スパイって妙にインパクトのある名前をして
いません?
一回聞いたら忘れないような名前なんですが、スパイなのに
そんなに目立っちゃっていいのかしら??

そのマタハリで思い出しちゃったんですけど、東洋のマタハリ
と呼ばれた女スパイ、川島芳子(ラストエンペラー愛新覚羅
溥儀の親戚ですね)の同僚の女スパイがあの人形作家の
四谷シモンのお母さんなんですよ。皆さん、ご存知でした?
父親は売れないヴァイオリン弾きで母親は元スパイで
ダンサー。
そんな小説のような環境で育つと、あんなシュールで幻想的な
作品が作れるのね、と妙に納得した事があります。
朱雀はシモンさんの人形は勿論ですが、彼の書く詩や手記が
とても好きです。

「ねつれつポエムとオムレツぽえじい」とか「古池や蛙飛込む
玉子とじ」とか、言葉がね、すごくいいんですよ。
 
そう言えば確か昨年シモンさんの著書「人形作家」が出版されて
いましたね。まだ読んでいないので、今度本屋さんに行ったら
買おうっと。
シモンさんの公式HPがあるのですが、先日、そこのBBSになんと
シモンさん本人の書き込みがあったので、もの凄く驚きました。
アドレス http://www.simon-yotsuya.net/accueil.htm#「人形作家」

なんか今日はよそのサイトの宣伝ばかりしてますね。
まっ、いいか・・・

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2003/06/23

プレミアの話

昨日もまたあちらこちらのサイトをフラフラと彷徨って
いたのですが、そんな中で驚くべきことを発見しました。
朱雀はBBSなどにも良く書いていますが大のHEAVY METAL
好きです。
そんな朱雀がMETAL以外に妙に思い入れのあるバンドに
METROというイギリスのソフトロックのバンドがあります。
ファーストアルバムの「METRO」はエレキギターにピアノや
ヴァイオリンが絡むとても叙情的でどこかクラシカルな
切ないメロディーで、友人が持っていたのを聞いて
もの凄く嵌りました。
ただ朱雀がそのバンドを知った時には既にそのバンドはなく
それでもその後、貪るようにそのバンドやバンドのメンバー
のソロアルバムなどを探し廻りました。

バンドの一番中心メンバーだったダンカン ブラウンの
「Give Me Take You」というアルバムがあるのですが
朱雀は行きつけの輸入CD屋さんに頼み込んでそれを
イギリスに買い付けに行かれた時に買って来て貰ったん
ですね。1968年に発売されたと言う、とても古いアナログ
盤なので頼んでから1、2年待ったと思いますが、なんとか
無事手に入れる事が出来ました。(それも10年以上前の
話です。)

それで今日、とあるサイトでそのアルバムの記事を目に
したのですが、それは2年前に日本でCD化されたと言う
内容だったんです。ボーナストラックが2曲追加されている
と言うことなのでそれもまた買おうと思い、結構真剣に
記事を読んでいたら、元のオリジナルのアナログ盤は
なんと10万円以上のプレミアが付いていると書かれて
いるんです。もうビックリです。

勿論それは傷や汚れのない物の話でしょうが、朱雀が
手にしているのは正にそのアルバムなんですよ!
オドロキです。他にも彼のアルバムを持っているので
ちょっとニヤリって感じです。フフフ・・・
でも、もの凄く苦労して集めたので、どれも絶対に
手放しはしないですけれどね。

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2003/06/22

百子同室

先日書いた「夏椿の話」にお釈迦様が出てきましたが、
そのお釈迦様から鬼子母神を思い出して、Poemに
鬼子母神の詩を置きました。

知っている方も多いと思いますが、鬼子母神というのは
鬼神・般闍迦(はんじゃか)の妻で梵名をハーリーティー(訶利底)
と言い、度々人の子供をさらって食べる夜叉でした。
500または1万とも言われる子供を持っていたのですが、
ある時釈迦が一番可愛がっている末子(愛奴)を隠し
狂わんばかりに探し回るハーリーティーに子供を失う母の苦しみ
を諭します。仏道に帰依したハーリーティーに釈迦が子供の
代わりに柘榴を食すことを許したと言われています。
俗にこのことから柘榴は人肉の味がすると言われる
ようになりました。

詩を書いている時に幾つかこの話を調べ直したのですが、
これまで朱雀は、釈迦は愛奴を隠した後、半狂乱で探し
回るハーリーティーに慰めるふりをして美味しい人肉があると
柘榴を渡し食させ、おまえが今食べたのは愛奴の肉だと、
さらに追い討ちをかけたと思っていました。
でも、色々調べてみるとそこまで意地悪じゃなかった
ようです。(笑)
なんで、そんな風に思い込んでいたんだろう??

詩のタイトル「百子同室」は柘榴のことです。
種がとても多いことから付いた名で画題や生け花などで
よく使われるようです。「吉祥果」も柘榴の別名です。
古くからある話だけに人肉の味に似ていると言われて、
食べ比べてみたいと思った人はかなりいると思うのですが
実際食べ比べてどうだったと言う話は残されていないのか
これまで見たことがありません。(あったら怖いって!)

柘榴にまつわる話は世界中にかなり色々とありますが、
ギリシャの民話に母親が死んだ後、実の父親に手篭めに
されかけた娘が悲観のあまり母の墓前で自殺し、
それを哀れに思った神が娘の魂を柘榴に宿らせ、父親を
鳶に変えたと言うのがあります。
今でも柘榴は、枝に鳶をとまらせないんだそうです。

いずれにしてもあまり楽しい話はなく、結構ダークな話
が多いです。
やはり何かに割られたような真っ赤な実が血を連想させる
所為でしょうか?
ちなみに柘榴の花言葉は「円熟した優美」「子孫の繁栄」
柘榴の実の花言葉は「愚鈍」だそうです。

花に纏わる話を色々調べるのが、今ちょっと朱雀の
マイブームです。
また面白い話があったら日記に書きますね。 

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2003/06/21

ジャン デルヴィルの絵


以前『問わず語り』に朱雀の一番好きな画家ジャン デルヴィルに
ついて少し書きましたが、ADSLになって色々と心置きなく検索
出来るので、昨日そのジャン デルヴィル関連のサイトを巡って
きました。
少しですが、今までモノクロの写真でしか見たことのなかった絵を
カラーで見ることが出来たりと大満足でした。

こんなことしていいのかどうか分かりませんが、このページを
覗いて下さった皆さんにも、ちょこっとでも彼の素晴らしい作品を
見て頂きたかったので、ここに絵を1枚掲載しました。

『オルフェウス』1893年の作品です。
ジョン・ミルナーの著書「象徴派とデカダン派の美術」の中で
デルヴィルの作品について「彼の作品はオカルト的、詩的題材が
暗示するより、はるかに不穏なものにしてしまう」と解説されて
います。
オカルト的、神秘的と言うのがデルヴィルの作品に共通する
テーマのようです。

また、デルヴィルをどのサイトでも「ベルギーの19世紀末を彩った
象徴派の雄」という紹介をしていましたがベルギーの象徴派といえば
まず先にフェルナン クノッフがくると朱雀は思うのですが・・・

以前ヨーロッパに行った時、ベルギーには寄ることが出来なかった
のですが、ドイツにはひと月ほどいたので、画集を結構あちこちで
探したのですが、結局見つけることが出来ませんでした。
日本では岩崎美術社から1冊出ているのですが、前に書店に注文した
時は在庫切れでいつ手に入るか分からないと言われたのですが、
サイトで見るかぎり、どうやらまた手に入るようになったみたいなので
早速、今日注文しようと思っています。

このところ立て続けに良い事ばかりあるので冗談じゃなく、
何か悪いことが起こるのではと本当に心配になってきました。
くわばらくわばら・・・

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2003/06/20

サナギの話

詩をまた書くようになって、『言葉』にすごく興味を持つように
なりました。
それで、昔よく読んだ本を引っぱり出して読み返しているの
ですが、昨日読んだ『ハレとケの超民俗学』という本は
とにかく興味深い事ばかり書かれているので、ちょっとここで
その一部を紹介します。

「サナギ」の話というのがあって、サナギは勿論、昆虫の蛹でも
あるのですが、もとは国生み神話の「イサナギ」の概念なのだ
そうです。イを接頭語、ギと接尾辞に考えると「サナ」が残り
さらに「サ」と「ナ」になって「真空」の意味になります。
なので、サナギは真空を閉じ込めたものという概念が働いていると。

またサナギは現在で言えば「鈴」で、鈴の中に入っているベラ(舌)
は後から入った物で、本来は人為的に鳴らすものではなく、
何もついていない円錐状のものでした。
どうやって使ったかと言うと、サナギの「ナギ」は「凪」という
意味で、静止してじっとしている状態、所謂、真空状態で
凪いでいるということになり、それを樹にかけて自分の魂を
鎮めたり、仮死状態になったりするんです。
そうして待機している所にたとえば風がフーッと入る。その音を
聞いて魂を振るわせたり鎮めたりするというものだったようです。

そして、そんなふうに精神を変化させるものを「タマ」といって
それが魂のもとの形なのだそうです。

ところが時代が下がるとともに後退して、魂の耳が遠くなり
音を段々聞けなくなって、舌(ベラ)を鈴の中に入れて
人為的に音を鳴らすようになるわけで、その鈴の音と言うのが
ある種の引力を持っており、人の魂を呼べるところから
人を呼ぶものとなって、病人や貴族の主人が執事を呼ぶときに
使ったりするようになります。

「稗搗節」では源氏の将軍に恋をした平家の姫が、庭の山椒の
樹に鈴をかけて、とても会えるはずのない人を呼ぶというのが
詠われていたりします。

とても会えるはずのない人を鈴をかけて呼ぶって、何だか
すごくいいですよね。台風の後で今日はちょっと風が強いの
ですが、朱雀も部屋の窓に鈴をかけてみようと思います。

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2003/06/19

『硝子の羅針盤』って

昨日の日記の内容に間違いがありました。
『夏椿』と『沙羅双樹』は別物でした。詳しくはBBSの134に。
そのBBSにHP作成の話を書いていて思ったのですが
サイトの名前をなぜ『硝子の羅針盤』にしたんだろうと、
自分で付けたくせに一瞬考えてしまいました。

HPビルダーを買ってその勢いでHPを作成し、翌日には
サイトを公開するといういい加減さで、サイト名も
思いつきで適当につけたのですが、すっかりその理由を
忘れていました。

それでやっと思い出したのですが、また忘れるといけないので
日記に書いておきます。(なんだかなぁ・・・)

尤もその理由もすぐに忘れるくらいですから、全く大したことは
ないのですが、『羅針盤』は皆さんご存知の通り、方位盤なの
ですが『硝子』は一見綺麗に見えるけれど壊れやすくて
扱いにくく、それで出来た『羅針盤』など結局なんの役にも
立たないもの、というような意味合いでつけたはずです。

綺麗かどうかは別にしても、このサイトに実にうまく
当てはまっていますよね。
忘れていてもそのままのサイト作りをしていたなんて
我ながら自分のことをよく分かっているなぁと、ちょっと
感心してしまいました。

勿論、今後も役立たずのまま驀進します。フフフ・・・

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2003/06/18

夏椿の話

今日の朝刊に『夏椿(なつつばき)』の話があって
夏椿には『沙羅の木』という異名があるのだそうです。
沙羅と言うのは『沙羅双樹』のことですが、あのお釈迦様の
沙羅双樹とはとっさに結びつきませんでした。

ちょっと興味があったので夏椿を辞書で調べてみると他にも
異名が『猿滑(さるなめ)』『難波薔薇(なにわいばら)』と
あって猿滑は『百日紅(さるすべり)』のことでその異名には
『山香ばし』『令法(りょうぶ)』『姫沙羅(ひめしゃら)』と
ありました。難波薔薇は漢名で『金桜子』と言うのだそうです。
植物の種類がどんどん変化していますが、いずれも白い花を
つけるのが共通点のようで(百日紅には他の色もありますが)
それぞれの花の写真を見てみると百日紅以外は、やはり
良く似ています。(ADSLでネット検索もスイスイ☆)

いろんな人が様々な思いを込めてそれらの花を『夏椿』と
よんだのでしょうね。侮りがたし夏椿!

でも沙羅の木の下にいるお釈迦様を思い浮かべた時に
それが百日紅だったり、ツル薔薇だったり、夏椿だったり
するのはちょっと楽しいかも・・・

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2003/06/17

日記をはじめてみようかなと・・・


祝!ADSL開通

今日から我が家もブロードバンド!!!
それを記念してと言う訳ではないのですが
日記をはじめてみようかなと・・・
いつまで続くか分かりませんが
とりあえず開始!
一応お祝いってコトで蓮クンにバイオリンを
弾いてもらいました。(残念ながら音は出ません)
まっ、適当にサティなんか弾いていると思って下さい。

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